Narrative Honoaが取り組んでいる「ナラティヴ」について

辞書でナラティヴを引いてみると・・・ストーリー、物語、談話、話術、語り口、語り、物語る・・・等のキーワードが出てきます。そのような物語概念を使うアプローチ全般のことをナラティヴと呼ぶこともあります。

Narrative Honoaが取り組む「ナラティヴ」は、その中でも特に、オーストラリア人のマイケル・ホワイトとニュージーランド人のディヴィッド・エプストンという2人のセラピストの貢献を中心に形作られた治療的枠組みである「ナラティヴ・セラピー/ナラティヴ・カウンセリング」と呼ばれるアプローチをベースにした取り組みです。

ナラティヴ・アプローチについては、ナラティヴ実践協働研究センター(NPACC)のHPにも詳しく掲載されていますので是非ご参照ください。NPACC HPはこちらをクリック
NPACCは、まだ日本では広く知られていなかったこの「ナラティヴ・アプローチ」の哲学的背景や倫理観と共に技術を磨き続ける実践者を支えあうコミュニティとして2019年に設立されました。

Narrative Honoaは、NPACCが掲げる信条に賛同し、定期的にナラティヴ・スーパービジョン(RC:リフレクシヴ・コンバセーション)を受けています。

Narrative Honoaでは下記のアプローチも活用します

Narrative Honoaでは、必要に応じて1対1のパーソナル・セッション以外のアプローチも取り入れています。導入にあたってはしっかりとご説明した上で実施いたします。

アウトサイダーウィットネス&リフレクティングチーム(OW&Rチーム)
1対1という構造に縛られず、セッションに他者も招き入れることで、会話をより豊かなものに発展させていくアプローチです。関係するご家族や友人を招く場合もありますし、当方にてメンバーを集めで実施することも可能です。
Tree of Life(人生の木)
自分で描いた一本の木に、人生の様々な側面を書き入れながら、過去、現在、未来とつながり、大切な人たちとの結びつきを思い出し、語り合う手法です。ご自身の価値観や希望や願いなどをふりかえることを通して、人生の目的や自分自身を見つめ直す機会を作ります。
ナラティヴの手紙
お聴きしてきた物語をまとめたり、聴き手に響いてきたものや新たな問いなどが書かれたお手紙をセッション後にお渡しすることがあります。話し手の方は、受け取りたい内容だけ受け取ることが出来ますし、その手紙によって更に考えるところに運ばれることもあります。
ナラティヴ・メディエーション
双方の間に染み込んでいる対立の物語という不快な状態から脱していくことを目指す取り組みです。この取り組みを始めるにあたって、まずは、どのような影響をお互いが受けているのかを丁寧にお聴きする事前の個別面談からスタートすることになりす。